「僕は永遠の14歳なのになんで夏休みがないんだろう」
まどろみの中そんなことを呟いていると、どこからか囁きが聞こえてくる
「忘れてしまったのか仙人よ。お前は三次元人の動向を探るため受肉した我々二次元世界のエージェントではないか」
不意に聞こえてくる謎の声に驚きながらも、頭のどこかがとてもクリアになっていくのを感じる
「おいおい誰のいたずらだよ?それとも僕の脳みそがとうとういかれちまったのか?」
そんな言い訳がましい独り言を唱えながら囁きの出所であろう本棚に向かう。
何故か一瞬の戸惑いもなく僕が手に取ったのは一冊の小説だった――

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索