キャラ紹介はこちらhttp://mousousennin.diarynote.jp/201305211928299011/
ある晴れた昼下がり、天王寺動物園でたまたま出会った6人の亜侠達
脱走した二匹の虎をミンチにして祝杯をあげているところへ一人のチャラチャラしたあんちゃんがやって来たところから物語は始まる
「あー奇遇ですね!チョコレート66さんじゃないですか!」
「おやそういうあなたは東郷タクヤさん」
どうやら二匹の虎を退け意気投合した6人のうちの何人かはこのあんちゃんを知っているようだ
酒の勢いもあってかあれよあれよという間にチームの一員として迎えられる東郷
ところが6人で悩みながらようやく決めた紳士的神様動物園というチーム名を紳士的神様バンドという半端な名前に変えてしまったせいではやくもグエンや学級文庫にはKY認定されてしまったようだ

そうこうしているうちに小さな居酒屋の壁にかかった液晶テレビからニュースが流れてくる。「本日午後三時ごろ天王寺で現金輸送車が襲われるという事件がありました。また同時刻天王寺動物園で虎二頭が檻から逃げ出し殺されるという事件がありました。警察は二つの事件に関連性ありと見て虎を殺した人間を重要参考人として……」
ニュースをかき消すようにして居酒屋の外からパトカーのサイレンが聞こえてくる

おそらく沙京にアジトのあるニキータとチョコレートの発案だろうか、身に覚えのない犯罪でいきなり亜侠としての門出を邪魔されてはいけないと、一行は警察が易々と踏み込めない沙京へと車を走らせる。沙京と警察の間で二者間協定が結ばれているのである。
だが、沙京へ渡る橋の前、ようやくたどり着いたそこに、悪名高き大阪市警の契約刑事、マリア・ヴィスコンティが先回りしていた。
ショットガンを突きつけながら彼女は言う
「あんた達、ほんとはあの事件の犯人じゃないんだろ?自分達の手で真犯人をあげてみたらどうだい?」
チーム内でやや意見が割れそうになるもこのまま逮捕してもいいんだよと脅されては仕方なし
ザンギエフがいろいろ質問攻めにするも、他に重要案件を抱えているらしいマリアから引き出せた情報は、目の前の警察用無線から飛び込んできた、どうやら真犯人はラピッド・ラビットというチームであることとここ沙京に潜んでいることだけであった。
二日後の夜までに真犯人の身柄(生死問わず)と彼らが持っているはずの現金をマリアに渡すと強引に約束され、紳士的神様バンドの命がけの門出が今始まる!!

沙京に散らばり携帯と公衆電話で連絡をとりながら、まずは情報を集めていく。
東郷が以前日雇いで世話になった雇用主からダイレクトに情報を聞いたり、崔子が華僑つながりで小遣いと情報を併せて提供されたりで、一瞬でラピッド・ラビットとそのリーダー、デビット菅原の情報が集まる。
そんなおり、東郷が以前の雇い主と別れチームメンバーと合流しようとしたところにけばけばしい観世音菩薩の電飾を施したトラックが突っ込んでくる!
「あんたら『ラピッド・ラビット』を追ってるんだって?」
そういいながらトラックから降りてきたのは真っ黒に日焼けした少女だった。
大河原クワンハイと名乗る少女は続ける。
「あそこのリーダーの菅原は最低だよ。昔、積荷を分捕られたことがあるんだ!ぜひ懲らしめてやってくれよ!」
そういって彼女は菅原が沙京の水路を使って逃げるだろうことと、そのときは連絡をくれれば役に立てるといって携帯の番号を教えてくれた。ただひとつ残念なのは東郷が携帯を持っていないせいで二人の関係が発展しそうにないことである。

沙京にアジトを持つ二人に宿を借りつついよいよ敵アジトを探し当てることとなる。
勢い込んで情報収集に当たろうとするも、ふとニキータがTVを見ていると元ラピッド・ラビットのメンバーが潜伏しているホテルがニュースで流れる。
チーム全員でなんじゃそりゃとツッコムのもそこそこに、まだ行動していなかったメンバーでホテルニューデリーへと赴く。
グエン・ザンギエフ・学級文庫・東郷の四人で武器を構えつつ訪れたところ、ホテルの受付に物騒すぎると怒られる。
改めて学級文庫が武器をしまって元メンバーと会おうとするも相手の名前もわからず途方にくれる。
そうこうしていると騒ぎを聞きつけて相手から会いに来るというハプニング。
また受付のお姉さんが暗にやるならホテルの外でというので、無理やりチェックアウトさせたあとは尋問タイムである。
グエンが精神的に追い詰めザンギエフが情報を聞き出す出来損ないのバッドコップ・グッドコップ作戦によりアジトの情報を聞き出す。
あわれ元メンバーのイムチャイ君の運命は神のみぞ知る。

その間クワンハイに退路を絶ってもらえないか尋ねたところ、モーターボートを用意してくれればと言われるも、金銭的にも盗難技術的にも難しくて断念したり。

チョコレートがさらにアジトの情報を調べようとしたところでラピッド・ラビットの三下三人に囲まれてしまう。
おたからの経典で助けが来るまで時間を稼ぐもなかなか思うようにいかず、さらに携帯でSOSを聞きつけたメンバーもなかなかたどりつけない。
あわやというところでなんとか三下を撃退し、そのままの勢いで一気にアジトに攻め込むことに。

アジトに踏み込んだと同時に水上バイクに走り出す菅原の侵入者に立ちふさがる三下三人。三下を蹴散らしたところで菅原が用心棒として雇った『正当なるニッポン』のニンジャ二人が襲い掛かる!!

ここでDDたる仙人が長年持つ因業である、「マスターやるときだけ出目がえげつない現象」と、PL達のえげつないファンブル地獄が発生。
東郷は死亡寸前。ニキータも重傷。非戦闘系の面々も精神がボロボロに。

もはやDDとPLがお互い祈るようにサイコロを振ること数ターン。なんとかニンジャを殲滅することに成功。
肝心の菅原は水上バイクに乗り込む前にクワンハイが観世音菩薩トラックアタックで水上バイクをお釈迦にしてくれたようだ。
逃げようとする菅原をチーム全員で無理やり押さえ込み、奪った金札束20個もなんとか奪還成功。
なんと半分の札束10個もちょろまかす大胆不敵さ。
早速大量の札束を担いで傷ついた東郷とニキータを病院へ。
二人とも全快とまではいかないまでも命をとりとめ、改めてマリアに菅原と札束10個を引き渡す。
なにか突っ込まれるかと思いきや、マリアからはよくやったと一言あったのみで札束について言及なし。
無事沙京を後にし、われらがミナミへ帰るチーム紳士的神様バンドと7人であった。

サタスペ@天狗堂『偉大なる門出』完

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