もやしもん(13)<完> (イブニングKC)
2014年4月16日 読書
一応先月のうちには読み終わってたけど、ゴタゴタしてたから今さら感想書いてみる
モーツーに移籍してからは完全に単行本でしか読んでなくて、確か移籍発表時に今まで不定期連載だったモーニングから隔月(?)のモーツーに移ることによってページは増やすは毎回確実に掲載するわでえらいこっちゃですよと聞いた気がしたんだけど、そうこういう間に最終回になったらしいと聞いて、すわ打ち切りかと思って単行本出るのを心待ちにしてたわけですよ
で、恐る恐るページをめくった結果…
あー割りとまとまってるし大団円と言ってもいいんじゃね?って感じ
美里と遥さんの仲もひとまず進展してるし、西野関連の話も一応まとまってるし、ついでに結城のお祖父ちゃんも渋くてよかった
沢木が菌を他の人にも見えたり会話出来る位に顕現させるのは蛇足な気もするけど、樹教授がとうとう菌と邂逅して感動してる場面はこっちもつられて泣きそうになったから、結果的にあってよかったかなと
で、まあそんなこんなは最終的にはどうでもよくて、結局大切なのはいつだって蛍な訳ですわ
これがなかなか難しくてですね
とりあえず蛍は沢木をどう思ってるのかってのは言わずもがなですわ。それがげんしけんのハトみたいに完全に意識してるのか、それともまだ理性と本能のせめぎあいなのかは蛍自身のはっきりした内面描写が無かったから、読者側から確実にこうだとは言い切れないけども
実際マリーも円も恋のライバルになりようがないし、沢木も蛍から真剣に告白されれば真っ向から完全否定することもないんじゃね?って感じですわ
じゃあなにが難しいかというと、どういう角度で捉えるべきかと言うことですわ
つまり、長年人気を博した1つの作品のまとめとして見るか、それとも沢木や蛍や美里たち農大生の人生のエピソードを垣間見ていると捉えるかどうかですわ
1つの物語として捉えて、かつその中心を沢木と蛍の関係性にクローズアップした場合、これはもう完全に消化不良。強いて言えば沢木が一歩大人になった成長物語。だけどその成長も世界観の近い銀の匙の八軒なんかと比べるとゆっくり過ぎるわけですわ。ザックリ言えばここまで引っ張ったんだから答えは出さなくてもいいからせめて告白かそれを強く匂わせるヒキくらい描けよと
ただそれなりに感情移入するくらいに長年楽しんできたからこそ、これを沢木たちの人生のワンショットと考えると、まだまだ大学も二年になったばかりだし、焦らなくてもいつかきっとという終わりかたでも受け入れられるというか、今までのキャラの性格や言動から見ても、ここにきてぶちまけるのはそれはそれで違和感あるしなと
結論
いいからとっとともやしもん二代目はよ!!
あと川浜が最後までラブコメモードからハブられてて泣きそう。個人的に美里よりナイスガイだと思うんだけどなあ
モーツーに移籍してからは完全に単行本でしか読んでなくて、確か移籍発表時に今まで不定期連載だったモーニングから隔月(?)のモーツーに移ることによってページは増やすは毎回確実に掲載するわでえらいこっちゃですよと聞いた気がしたんだけど、そうこういう間に最終回になったらしいと聞いて、すわ打ち切りかと思って単行本出るのを心待ちにしてたわけですよ
で、恐る恐るページをめくった結果…
あー割りとまとまってるし大団円と言ってもいいんじゃね?って感じ
美里と遥さんの仲もひとまず進展してるし、西野関連の話も一応まとまってるし、ついでに結城のお祖父ちゃんも渋くてよかった
沢木が菌を他の人にも見えたり会話出来る位に顕現させるのは蛇足な気もするけど、樹教授がとうとう菌と邂逅して感動してる場面はこっちもつられて泣きそうになったから、結果的にあってよかったかなと
で、まあそんなこんなは最終的にはどうでもよくて、結局大切なのはいつだって蛍な訳ですわ
これがなかなか難しくてですね
とりあえず蛍は沢木をどう思ってるのかってのは言わずもがなですわ。それがげんしけんのハトみたいに完全に意識してるのか、それともまだ理性と本能のせめぎあいなのかは蛍自身のはっきりした内面描写が無かったから、読者側から確実にこうだとは言い切れないけども
実際マリーも円も恋のライバルになりようがないし、沢木も蛍から真剣に告白されれば真っ向から完全否定することもないんじゃね?って感じですわ
じゃあなにが難しいかというと、どういう角度で捉えるべきかと言うことですわ
つまり、長年人気を博した1つの作品のまとめとして見るか、それとも沢木や蛍や美里たち農大生の人生のエピソードを垣間見ていると捉えるかどうかですわ
1つの物語として捉えて、かつその中心を沢木と蛍の関係性にクローズアップした場合、これはもう完全に消化不良。強いて言えば沢木が一歩大人になった成長物語。だけどその成長も世界観の近い銀の匙の八軒なんかと比べるとゆっくり過ぎるわけですわ。ザックリ言えばここまで引っ張ったんだから答えは出さなくてもいいからせめて告白かそれを強く匂わせるヒキくらい描けよと
ただそれなりに感情移入するくらいに長年楽しんできたからこそ、これを沢木たちの人生のワンショットと考えると、まだまだ大学も二年になったばかりだし、焦らなくてもいつかきっとという終わりかたでも受け入れられるというか、今までのキャラの性格や言動から見ても、ここにきてぶちまけるのはそれはそれで違和感あるしなと
結論
いいからとっとともやしもん二代目はよ!!
あと川浜が最後までラブコメモードからハブられてて泣きそう。個人的に美里よりナイスガイだと思うんだけどなあ
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